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次世代方経営コンサルティングVol. 1 時代の転換期における事業継承に関して

Freely Founder
中村正剛

Freelyが掲げる3つのミッション―経営コンサルティング―

ここでは何度もお話しをしていますが、新型コロナウイルスは良くも悪くも外食産業に大きな変化をもたらしました。今の業界の状況は、世界大戦と産業革命が同時に起きている状態にあるといえます。コロナ禍以前のあり方が否定され、凄まじいスピードで変化が求められるでしょう。ところが外食産業は旧態依然で、世界大戦の渦中から抜け出すことができず、このままだと進化を迎える前にその多くが淘汰されてしまいます。私たち飲食業界とって、ニューノーマル時代に適応した新しいマーケットへの対応、そしてビジネスモデルを作っていくこと、何よりあり方そのものを変革していくことが急務ですFreelyは、その破壊的創造が求められる時代に「次世代コンサルティング」「次世代ワークモデル」「イノベーション」という3つのミッションを掲げ、今、そしてこれからも起こりうる問題を解決し、飲食業界の未来を創っていくことを目指しています。<br/><br/>今回は、その3つのミッションの中から「次世代コンサルティング」に関してお伝えしたいと思います。話を進めるうえで根底にあるのは、この記事を読む皆様もすでに実感してきているように、薄利多売の外食はますます厳しい状況に陥るということ。コロナ禍以前より続く過当競争による潜在リスクを解消し、最適化を実現していかなくてはなりません。だからこそ、他店との競争に終止符を打ち、極端な話、それぞれが手を取って共同していかなくてはならないと考えています。また業界にはびこる旧態依然の考え方を刷新し、理にかなった新たなマネジメントシステムを導入することで、これからの時代に対応した経営モデルへと変えていく必要があります。

経営コンサルティングにおける3つのエレメント

さて、Freelyの「次世代コンサルティング」は、3つの考え方やスキームはにより組み立っています。

まずは、「出口戦略」。コンサルを依頼された会社のゴールを明確にするところから着手します。例えば、同族経営の店であれば一族で継承したいのか? 継承しても社長はプロパー社員から、もしくは外部から招聘して任せたいのか? また、資本提携やバイアウトなど、出口が変わると戦略が変わります。これからは基本的には縮小トレンドです。その中でベストな出口戦略を提案し、その実現に向けてコンサルティングをプログラムします。

次に「オリジナルのマネジメントメソッド」です。外食産業にありがちな経営マネジメントと現場の現実とのギャップを埋めて、双方の理にかなったマネジメントを実行するシステムを有しています。ゴールイメージを共有し、コンサルの目的を明確にしたら、このメソッドにより経営と現場の実状の全てを解析し、課題を明らかにしてから、目的達成に向け、双方にとって明快なコンサルティングプロジェクトを提案します。

そして、「コンサルティングチーム」。チームはFreelyの人財バンクに在籍しているメンバーから選出されます。メンバーはそれぞれ、経営マネジメントから現場の実務まで、その道のプロフェッショナルが副業ベースで登録をしています。案件に応じて選抜されたチームが、「オリジナルメソッド」により明らかになった課題をスケジュールに沿って、確実に克服し、結果へと結びつけます。

競争ではなく、共同していく、未来戦略

また、Freelyではコンサルティングをするクライアントの会社スタッフが、人財バンクに登録し、副業として別の会社のコンサルティングに参画することもできます。Freelyを通して違う会社の環境で働くことは、副収入を得られるのはもちろん、本人のスキルアップに繋がり、その経験が本業にも有益な効果をもたらすことができます。また、受け入れ先のスタッフたちと交流をすることにより、自身の見聞も広まり、モチベーションアップになることも。

つまり、私が進める「次世代コンサルティング」とは、Freelyというプラットフォームを介して企業や店、人を繋いで、時代に合うマーケットにリサイズしながら、Freely独自のマネジメントシステムを導入することで経営効率と働き方を変えていくことです。

これからの人材育成は自社である必要はありません。

Freelyでは、他業界の例に漏れず、飲食も個人が主体となる労働社会へとパラダイムシフトすると考えていています。その言葉の本質は体験すればご理解いただけるはずです。